LED電球・電球形蛍光灯の後継品を選ぶポイント

LED電球や電球形蛍光灯の後継品を選ぶには、交換したい電球と同じ性能のモデルを選びます。

具体的には以下の6項目が同じかどうかを確認します。

後継品を選ぶときにチェックすべき6項目
  1. 口金サイズ
  2. 電球の形状
  3. 明るさ
  4. 光の広がり
  5. 光の色
  6. 利用環境への対応

口金サイズ

口金(くちがね)サイズとは、電球の取り付け部分(シルバーの部分)の大きさのことです。

口金サイズは以下の4種類で、E26とE17がよく利用されています。

口金サイズ太さ
E2626mm
E1717mm
E1212mm
E1111mm

必ず同じ口金サイズのLED電球を選びます。

どのメーカーのLED電球にも、品番に口金サイズが明記されています。たとえば、LDA4DGE17K40ESWはE17口金です。口金サイズが記載されていないものはE26です。

電球の形状

電球の形状には、一般電球形・ボール形・レフ形などがあります。

形状が異なるLED電球を選ぶと、見た目が変わってしまったり、照明器具に設置できないこともあるので、注意しましょう。

同じ形状の後継品がないときは、形状が異なるLED電球を互換品として使えます。当サイトでは、ボール形電球の互換品として、スペックが近い一般電球を紹介しています。

明るさ

LED電球の明るさは、以下2つの形式で表記されています。

明るさの表記
  • 「610lm」というlm(ルーメン)表記
  • 「小形電球60W形相当」というW(ワット)表記

ルーメン(lm)

「ルーメン」はLED電球が発する光の強さを表す単位です。

ルーメン値が大きければ大きいほど、明るく感じます。

製品スペックに記載されているのは全光束という値で、LED電球から発せられる光の合計量を指します。

同じ明るさの電球を選ぶときは、全光束が近い電球を選びましょう。

ワット(W)

白熱電球でいうと何ワットの電球と同じ明るさか、を表します。

白熱電球からLED電球へ交換するときに利用するもので、「○○W形相当」の表記を参考にして、交換する電球と明るさが同じLED電球を選べます。

メーカーによってワット数の換算式が違うので、同じワット数でも同じ明るさになるとは限りません。そこで当サイトでは、「○○W形相当」の表記をルーメン値から算出しています。製品パッケージの「○○W形相当」の表記と異なることがありますのでご注意ください。詳しくは当サイトの電球代替表示をご覧ください。

光の明るさは型番からは判別できません。

光の広がり

LED電球にはモデルによって光の角度(配光角と呼びます)が違います。

光の角度がほぼ同じモデルを後継品として選んだ方がいいですが、一般家庭のLED電球では部屋全体を明るくするケースが多いので、そこまで角度に気を付ける必要はありません。

光の角度は型番からは分からないことが多いので、当サイトを利用して調べてみてください。

光の色

LED電球の色には5色あります。

  • 電球色
  • 温白色
  • 白色
  • 昼白色
  • 昼光色

後継品を選ぶ時も、同じ色を選びます。

色が分からない時は、型番(数字の後に書いてある英字)から確認してみてください。

記号
L電球色(黄色っぽい色)LDA7L
WW温白色LDA7WW
W白色LDA7W
N昼白色(太陽光に近い色)LDA7N
D昼光色(青っぽい色)LDA7D

利用環境への対応

後継品選びで注意が必要なのが、設置する場所や器具に対応した機能を持つLED電球を選ぶことです。

具体的には、「調光器対応」「断熱材施工器具対応」「密閉型器具対応」「屋外器具対応」「センサー対応」の5つです。

調光器対応

明るさを調整できる照明には、必ず調光器対応のLED電球を取り付けます。

また、明るさを調整できない照明には、調光器対応のLED電球を取り付けられません。

断熱材施工器具対応

主に一般住宅で、天井に埋め込まれた照明では断熱材施工器具対応モデルを使います。

断熱材施工器具対応モデルでは、LED電球の放熱が妨げられないように工夫されています。

密閉型器具対応

浴室照明や階段の電球のように、密閉容器内に設置する照明は、密閉型器具対応のLED電球を選びます。

屋外器具対応

玄関灯や門灯など屋外に設置するときは、屋外器具対応のLED電球を選びます。

センサー対応

人を感知して自動で点灯・消灯する機能を持った照明です。

なお、これまでセンサー対応の電球を使っていない場所でも、センサー対応の電球に交換できます。